https://gigazine.net/news/20251012-nvidia-megaspeed/
https://www.nytimes.com/2025/10/09/technology/nvidia-chips-china-megaspeed.html
NVIDIAの革ジャンことジェンスン・フアンCEOは多忙を極めています。
そんな中で直接会いにいった人物が物議を醸しているんだとか。
そのお相手は、シンガポールを拠点とする企業Megaspeed社の幹部アリス・フアン氏。
「Megaspeedは、アメリカの規制を回避して中国にAIチップを届ける役割を担っていることが疑われており、商務省からの調査を受けている」とのこと。
しかも「Megaspeedはシンガポール警察からの調査も受けている」模様。
NVIDIAとしては中国だろうとアメリカだろうとお構いなしに売り込んで
AI分野での業界標準としての地位を確立するのが狙いだなんて囁かれていました。
しかしアメリカ政府は民主党でも共和党でも
中国に対するAIチップ輸出を規制するように動いています。

そういった状況下で、性能を抑えたチップならOKという話を付けていたはずでした。
なのに迂回路のブローカー役?と疑われる企業の人物と親しげにしている姿は議論を呼ぶものなんでしょうか。
Gigazine記事の一番上に掲載されている2人で座っている写真は2024年6月のもの。
その後の動画は2025年5月。
ニューヨークタイムズ紙によると、
今年2月シンガポール警察がテック企業の中国人幹部ら9人を逮捕、
7月にはマレーシア政府がNVIDIA製チップの譲渡に許可を必要にしたと発表。
東南アジア地域での締め付けが強化されたと同時に
問題のMegaspeed社もチップ調達とサーバー出荷が停滞していた模様。
こういった迂回路を現在アメリカが地道に潰している最中なんでしょうね。
人民解放軍に納入している中国企業を制裁リストに加えても、
米国に子会社を作ってしまえば
当該子会社は米国企業として普通にAIチップを購入出来ていたなんて事情もNYT記事には掲載されています。
厳しいんじゃなかったの?
さすがに現在は違っているんでしょうか。


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